私は宮沢賢治が特に好きなわけではありませんが、彼が書いた「私という現象」という言葉は好きです。
「私」は永久に固定された実体などではなく、一つの現象に過ぎません。人間の場合、一応は思う通りに三次元の空間内を移動できるので、そのように錯覚しやすいですが、時間内を移動することは出来ません。そもそも、宇宙や時空を離れた「私」というものは考えられません。
「私」に限らず、人間の言葉は主語と述語から成り、主語は固定された実体として扱われますが、そのような実体は何処にもありません。言葉は便利なものですが、あまり言葉に捕らわれ過ぎると、宇宙の実相を見誤ります。
これは主に自分に向けて書いている文章です。言葉の限界を自覚しながら、言葉を発信してゆきたいものです。
お読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m