https://youtu.be/5R28KlYNwcI
なぜ季節外れのこんな歌を? という気もしますが、何故かこの曲が浮かびました。『冬の星座』は文部省唱歌として有名ですが、原曲は19世紀にアメリカのウィリアム・ヘイスが書いた『モリー・ダーリン』です。原詞は普通のラブソングで、星や月は出てきますが、特に冬とは限定されません。堀内敬三の日本語詞で広く歌われるようになりました。
前回の投稿後、私がなぜ三島事件を覚えていないのか考えてみました。おそらく、深い理由はないと思われます。その頃の私はテレビを見るのが好きで、現実と虚構の区別が不完全だったと考えられるからです。ニュースで報じられていることより、次回のウルトラマンだかウルトラセブンではどんな怪獣が出てくるのか? に深い興味を持っていたのでしょう。
私が覚えている最初の大きな社会的事件は、1972年5月30日にイスラエルで起きたテルアビブ・ロッド空港乱射事件です。日本赤軍の三人の若者が百人近くの人間を死傷させ、二人が死んで岡本公三だけが逮捕されました。彼は裁判でマルクシズムの歴史観に基づいて自分たちの正当性を主張した後、最後に奇妙な発言をしました。
「私は子供の頃、人は死ぬと星になると聞かされた。信じているわけではないが、わかるような気もする。私たち三人の赤軍派兵士は、死んでオリオンの三つ星になることを願った。又、私たちが殺した人々の誰かれも、同じ天で星になっていると思うと心が静まる。革命戦争はこれからも続き、ますます星は増えるであろう」(『文藝春秋』1972年9月号「岡本公三軍事裁判日記」石田友雄より)
石田氏はヘブライ語が堪能な聖書考古学研究家で、岡本の裁判で通訳を務めました。岡本のこの発言を単なる狂気として切り捨てるのは簡単ですが、そうでない行き方もありそうです。
ちなみに私はオリオンも好きですが、冬の星座では「馭者(ぎょしゃ)座」と一等星カペラのオレンジ色の光が好きです。谷村新司の『昴(すばる)』という曲は、歌と星のイメージが合わないので好きではありません。まさかとは思いますが、谷村氏は昴=プレアデス星団を見ていないのではないでしょうか?
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