2020年06月

私は子供の頃、天文学者になりたいと思っていた時期があり、天文宇宙検定1級の資格を持っていますが、今は特別な関心はありません。やはりアポロの月旅行が宣伝され、日本でも多くの宇宙アニメが放送されていた影響だったと思われます。
宇宙に興味を持つことは気宇壮大になるなど良い面もありますが、悪くすると身近なことへの関心をなくし、狂気をもたらす危険もあります。アポロについてはアメリカ合衆国による詐欺だった可能性もあり、今後も検証が必要です。
『豊饒の海』第1巻の『春の雪』三十三で清顕、本多、ジャオ・ピー、クリッサダが見上げた星空は今も広がり、この地上を見下ろしています。

それは正しく琴だった! かれらは槽の中へまぎれ込んだ四粒の砂であり、そこは果てしのない闇の世界であったが、槽の外には光りかがやく世界があって、竜角から雲角まで十三弦の弦が張られ、たとしえもなく白い指が来てこれに触れると、星の悠々たる運行の音楽が、琴をとどろかして、底の四粒の砂をゆすぶるのだった。

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当ブログは三島由紀夫について書くことで始まりました。最近では触れる機会が少なくなりましたが、やはり三島のことは周期的に私の意識に上ってきます。
遺作『豊饒の海』、中でも第三巻『暁の寺』。その十三で本多繁邦が接するヘラクレイトスの雄渾な思想は、三島が最後に辿りつきたいと願った境地と思われます。

時間も空間も超越した領域で、自我は消えさり、宇宙との合一は楽々として成り、或る神的体験の裡に、われわれはあらゆるものになるのだった。そこでは人間も自然も、鳥も獣も、風を孕んでさやぐ森林も、魚鱗をきらめかす小川も、雲を戴く山も、青い多島海も、お互いに存在の枠を外して、融和合一することができた。ヘラクレイトスが説いているのは、そのような世界であった。

本多はこの思想に或る解放を覚えながらも、その光明に盲いることを怖れ、まだ自分の感性も思想も熟していないと感じ、離れてしまうのでした。
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手塚治虫については以前『火の鳥』を取り上げましたが、新型コロナのこともあって『ブラック・ジャック』(BJ)が見たくなりました。原作の漫画は図書館で読んだことがありますが、アニメは見たことがありませんでした。TSUTAYAに借りに行ったところ、劇場版のDVDが3本だけ置いてありました。林修がBJのファンでテレビで宣伝していたのを見た記憶がありますが、林修の影響力もあまり大きくはないようです(笑)
2本は出﨑統(でざき・おさむ)1本は手塚眞の監督で、少し傾向が異なります。どちらも製薬会社のブラックな部分を描いていて、STAP細胞なども思い出されます。手塚眞の副題『二人の黒い医者』の一人は安楽死専門の医者ドクター・キリコです。手塚監督の方は電通が関与していますが、出﨑監督の方は電通の名前はありませんでした。
『FINAL』という副題付きの出﨑作品は2作入りで、1作目は奇形嚢腫から生まれたピノコの後日談を描いていて興味深いです。2作目は北朝鮮の金日成がモデルと思われる独裁者の治療が描かれますが、DVDが途中で止まりました。単なる不良品か、政治的なものかは分かりません。
2作目は単なる不調で、最後まで鑑賞できました。最後は金一族の内戦で穏健派が勝つという結末です。これはグローバリズムに都合が良すぎる設定かなと思いました。
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忘れていた「アベノゴミマスク」が今頃になって私のアパートにも届きました。正直に言って、とても付ける気になりません。
「アベノゴミマスク」は製造元もはっきりしない上に、当初からゴミや虫の混入が相次ぎました。でも、安倍晋三が付けているマスクだけは特別に清潔にしてあるのでしょうね。
もっとも「特別定額給付金」はしっかり受け取りました。お金にはゴミは付着していませんし、安倍個人からもらうお金でもありませんので。貧乏人には貴重な収入です。
今は検察を応援して、安倍晋三が一刻も早く逮捕されることを願っています。安倍は右翼でも愛国者でもなく、右翼のふりをしている極左過激派です。
安倍の後任にはかつての田中角栄のように、人間の情を持ち、グローバリストよりも国民を重んじる人物が就いてほしいです。
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