2022年02月

今日は天皇誕生日ですが、いつものように仕事をします。
平成の天皇誕生日は祝日になりませんでした。これは今の自民党と上皇の不仲が影響しているのでしょう。
12月23日は東条英機らが処刑された日でもあります。これはクリスマス前に処刑を済ませたいという彼らの考えからでしょうが、当時の皇太子誕生日という理由もあったかもしれません。
2月23日はフィリピンで山下奉文が処刑された日です。これは奇妙な偶然ですが、山下はその十年前、二二六事件の直前に青年将校らと会っていたと言われます。そのため昭和天皇は山下を嫌っていたという噂もありますが、真偽は分かりません。
ジョージ・ワシントンも同じ誕生日らしいです。日本はアメリカに独立戦争を起こしても良いと思います。
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秋山さと子氏は『夢診断』という本で海幸彦と山幸彦の神話を取り上げ、次のように書いています。

ある日、いつも山で狩りをしていた山幸彦が兄の海幸彦と仕事をとりかえて魚を釣りに行き、釣針を失くしてしまう。そして、海の底まで探しにいき、そこで海神の娘の豊玉姫とめぐり会って、姫と宝物をもらい受けて帰り、日本の国を開いたという。

秋山氏はここで山幸彦と神武天皇を混同しているようです。これは二人が祖父と孫の関係にあり、どちらも「彦火火出見」という同じ名前を持つからでしょう。歴史学者の中には二人が同じ名前を持つのはもともと同一人物だったからだと説く人もあり、その学説の影響かもしれません。
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最近、若い頃に読んだ秋山さと子の本を読み直しています。「ユングの心理学」という本の最後で彼女は子どもと老人の問題を書いていますが、特に老人の問題は今の私に身近です。

人間の平均寿命がのび、老人の数は増えつつあるのに、ユングの考えていたような理想的な老人像、威厳もあり、しかも慈愛に満ちたオールド・ワイズ・マンやグレート・マザーのイメージは、そこにはまったく見られない。人々は老人を厄介者として扱い、能率主義の現代では、本来はとっくに捨てられている存在であるのに、お情けで面倒を見てやるものと考えている。

老人になりたがらなかった三島由紀夫の問題にもつながりますが、やはり老いの問題は難しいです。
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