三島由紀夫の『豊饒の海』第4巻の『天人五衰』で、清水港の通信員をしていた安永透は本多繁邦の養子になります。東大に入ってから繁邦に暴力をふるいますが、松枝清顕の夢日記を読んで自殺を図り、失明して生き続けます。
自分の人生を思うと、安永透の人生を逆に辿っているようにも見えます。警備員の仕事は通信員に似て「見る」ことが大事ですが、通信員と違って「見られる」要素もあります。三島由紀夫はこの両方の要素を持っていました。
自分の人生がこれからどう続くのかは未知数ですが、『豊饒の海』は難解な唯識論と共に、まだ影響を与えているようです。三島が自決した1970年は大阪万博の熱狂で安保改定が霞み、日本が深い闇に入った年だったように思われます。
お読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m
自分の人生を思うと、安永透の人生を逆に辿っているようにも見えます。警備員の仕事は通信員に似て「見る」ことが大事ですが、通信員と違って「見られる」要素もあります。三島由紀夫はこの両方の要素を持っていました。
自分の人生がこれからどう続くのかは未知数ですが、『豊饒の海』は難解な唯識論と共に、まだ影響を与えているようです。三島が自決した1970年は大阪万博の熱狂で安保改定が霞み、日本が深い闇に入った年だったように思われます。
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コメント
コメント一覧 (4)
特選
・亡霊になっても悪貨身にまとい - 草地
秀句
・問題の原発不正帳簿外 - 原子力ガリレオ
・東電は金をおしんで事故おこし - 乾草
・原発は汚れた水金垂れ流し - 水蓮仏
・絞るだけ絞り切ろうと棄民国 - 芒野
・受信料ダシにN国丸もうけ - 無位史膳
「道」
特選
・戦争の放棄変えさせ民放棄 - 芒野
秀句
・夜も日も平和憲法道遠し - 落葉
・禅の道経産省前座り込み - 原子力ガリレオ
・極道が原発カジノ生きる道 - 水蓮仏
・人の道外れた人の国づくり - 草地
・安全の責任問わぬ法の道 - 無位史膳
capelaurig
がしました
今号では「六十年以前の左翼運動の状況」という由井格さんへのインタビユーです。来年は60年安保闘争から六十年ということで、60年安保に関する本などが出てくると思われますが、その前の1950年代の左翼運動のことは、ほとんどわかりません。1950年代は朝鮮戦争があり、前半は日本共産党に主導された武装闘争がありました。日本共産党がこの武装闘争については封印していることもあってほとんど知られていません。そして、その時代や時代の運動について知る人はいなくなっています。由井さんは1950年に高校入学で1960年には大学卒業ですが、1950年代の左翼運動に関わっていました。本当に貴重な証言をしていただいたと思っています。お勧めしたい読み物です。
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capelaurig
がしました