668年に高句麗が滅びた後、698年にその後継を自称する国が誕生しました。渤海(ぼっかい)国です。この国は旧敵の新羅や唐に対抗するため日本との修好を図ります。727年に日本に向けて派遣された大使・高仁義以下24人の一行は道に迷って蝦夷(えみし)の地に漂着し、大使を含む16人が殺されてしまいます。生き残った高斉徳以下8人が奈良の都に入り、聖武天皇に拝謁します。
高斉徳が持参した国書で、渤海の武王は自分の国について「高句麗の領土を回復し、扶余の遺俗を守る」と説明しています。渤海が滅びるまで200年以上に亘って日本との友好的な関係は続きました。
20世紀に日本の関東軍が満州国を建てた時、渤海の歴史が思い出された時期がありました。戦後は再び忘却されますが、また復活することもあるかもしれません。
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