手塚治虫については以前『火の鳥』を取り上げましたが、新型コロナのこともあって『ブラック・ジャック』(BJ)が見たくなりました。原作の漫画は図書館で読んだことがありますが、アニメは見たことがありませんでした。TSUTAYAに借りに行ったところ、劇場版のDVDが3本だけ置いてありました。林修がBJのファンでテレビで宣伝していたのを見た記憶がありますが、林修の影響力もあまり大きくはないようです(笑)
2本は出﨑統(でざき・おさむ)1本は手塚眞の監督で、少し傾向が異なります。どちらも製薬会社のブラックな部分を描いていて、STAP細胞なども思い出されます。手塚眞の副題『二人の黒い医者』の一人は安楽死専門の医者ドクター・キリコです。手塚監督の方は電通が関与していますが、出﨑監督の方は電通の名前はありませんでした。
『FINAL』という副題付きの出﨑作品は2作入りで、1作目は奇形嚢腫から生まれたピノコの後日談を描いていて興味深いです。2作目は北朝鮮の金日成がモデルと思われる独裁者の治療が描かれますが、DVDが途中で止まりました。単なる不良品か、政治的なものかは分かりません。
2作目は単なる不調で、最後まで鑑賞できました。最後は金一族の内戦で穏健派が勝つという結末です。これはグローバリズムに都合が良すぎる設定かなと思いました。
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