内田樹氏が発言していましたが、村上春樹は作家について「自分のヴォイスを見つけた人」と言っているとのことです。ヴォイスが見つかると、あとは無限に書けるというのです。
村上春樹については批判的な評論家も多いようですが、内田氏は高く評価しており「とても宗教的な作家だ」とも発言しています。私も何冊か読んだだけですが同じ印象を持っています。表面的なシティライフなどではなく、死者や異界との交流が大きなテーマになっているから世界的に読まれているのでしょう。
ただ「ヴォイス」(あるいは「文体」と言ってもよいでしょう)には落とし穴もありそうです。稲垣足穂は「一度でも新聞小説を書いたら終わりだ。そういう人間が何を言おうと自分は信用しない」と書いています。ヴォイスや文体が本物かどうかは、それほど容易には判断できないと思われます。
お読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m
村上春樹については批判的な評論家も多いようですが、内田氏は高く評価しており「とても宗教的な作家だ」とも発言しています。私も何冊か読んだだけですが同じ印象を持っています。表面的なシティライフなどではなく、死者や異界との交流が大きなテーマになっているから世界的に読まれているのでしょう。
ただ「ヴォイス」(あるいは「文体」と言ってもよいでしょう)には落とし穴もありそうです。稲垣足穂は「一度でも新聞小説を書いたら終わりだ。そういう人間が何を言おうと自分は信用しない」と書いています。ヴォイスや文体が本物かどうかは、それほど容易には判断できないと思われます。
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コメント
コメント一覧 (12)
capelaurig
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「左様です、人間の面貌は心の鏡でございますから、愛の善に充ちた者同士同気合求めて群居しており、内分の同じき者は従って外分も相似るものでございます。天国の団体には余り変った者はございませぬ。心が一つですからやはり面貌も姿も同じ型に出来て居ります。」
「併しながら子供は沢山ある様ですが、三十以上の面貌をした老人は根つから見当たりませぬが、天国の養老院にでも御収容になっているのですか。」
「人間の心霊は不老不死ですよ。天人だとて人間の向上発達したものですから、人間の心は男ならば三十才、女ならば二十才位で、大抵完全に成就するでせう、而して仮令肉体は老衰しても其心はどこ迄も弱りますまい。天国は凡て想念の世界で、事物が霊的ですから現界に於て何程老人であった所が天国の住民となれば、男子は三十才、女子は二十才位な面貌や肉付をしているのです。天国にては不老不死と云って、いまはしい老病生死の苦は絶対にありませぬ。」
「吾々到底容易に肉体を脱離した所で、天国の住民になるのは難しいものですなア。いつ迄も中有に迷う八街人間でせう。実にあなた方の光明に照らされて、治国別は何とも慚愧に堪えませぬ。」
「あなたはキット或時機が到来して、肉体を脱離し給うた時は、立派なる霊国の宣伝使にお成りなさいますよ。水晶の水も氷とならば忽ち不透明となります。あなたの今日の情態は其氷です。一度光熱に会うて元の水に復れば、水晶の清水です。肉体のある間は、何程善人だ、証覚が強いと云っても、肉体といふ悪分子に遮られます。肉体の保護の上に於て、少々の悪も必要であります。精霊も人間も此体悪の為に現界に於ては生命を保持し得るのです。」(第47巻 天国巡覧 一心同体)
capelaurig
がしました
起訴事実を謬見・証左なしとの断定は、権力側の虚偽を公判で暴露したことになるが、布教施設は全て破壊され、大検挙から6年を経ても王仁三郎は釈放されず、大本の社会的機能は停止した。なお不敬罪の有罪は権力側の意図、裁判の本質であった。<皇道大本と称し、恰も大本が皇道の主体なる如く表示、果たして神国日本の惟神の道と合致し毫末の間隙なきや否や>の必要があるという。天皇制下の弾圧の必然性をほのめかしている。弾圧の必要性が有る限り、根本的解決は日本の敗戦を待つしかなかった。
capelaurig
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よろしくお願い申し上げます。
永岡崇様:
貴著拝読させて頂きまして、特に大本70年史そして邪宗門の背景を大変興味深く感銘致しました。
出口栄二先生からは、70年史は上巻はよく議論できたが、本部側の圧力で下巻は2次事件を必然・誤解・経綸説の如く中途半端だったと聞いて居ります。当方の勝手な見解ですが、犯人探しとして、
1次事件(1921年2月12日) 摂政宮
2次事件(1935年12月8日) 西園寺公望 & 昭和天皇
3次事件(1982年5月26日) 出口京太郎 & 三代直日
と思っております。
皇室の関与につきましては、太平洋戦争と同じくタブー化してますが、弾圧された側の大本信者としては、明確な意志表示が可能かと思っております。
ご参考までに、各事件に関わる文献をまとめた資料を同封させて頂きますので、御一読頂ければ幸いです。
今後の先生の研究の一助になれば本望でございます。
capelaurig
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capelaurig
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「天人が各自に農工商を励み、互に喜び勇んで、其事業に汗をかいて従事してるのですよ。」
「現界の様に天国にては人を顎で使ひ、自分は利息や株の収益で遊んで暮す人間はありませぬ。上から下迄心一つにして共々に働くのですから、何事も埒よく早く事業がはか取ります。丁度一団体は人間一人の形式となって居ります。ペン1本握って書くにも、外観からは手のみが働いて見えますが、脳髄も心臓肺臓は申すに及ばず、神経繊維から運動機関、足の指先まで緊張している。現界のやり方は手のみを動かして、他の諸官能は我関せずでとても治まりません。天国では上下一致、億兆一心、大事にも小事にも当たり、何事も成就致します。人間の肉体が一日働いて夜になったら、凡てを忘れ眠りにつく、休む時は団体一同快く休むのです。私の心は団体一同の心、団体一同の心は私の心でございますから。」
治国「成程、現界も此通りになれば、地上に天国が築かれるといふものですなア。仮令一日なりとも、こんな生涯を送りたいものでございます。」
「天国の団体にお出でになった以上は、私の心はあなたの心、あなたの智性は私の智性、融合統一して居ればこそ、相対座してお話をする事ができるのですよ。今の心を何時迄もお忘れにならなかったならば、仮令地上に降られても天国の住民ですよ。大神様より現界の宣伝使と選まれ、死後は霊国へ昇って宣伝使となり、天国布教の任に当たるべき方です。」(第47巻 天国巡覧 一心同体)
capelaurig
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