神武天皇の伝説と共に、第二次世界大戦後に省みられなくなったのが神功皇后の三韓征伐の伝説です。日本書紀の編者は卑弥呼を神功皇后と考えていたらしく、二人の年代を合わせ、神功皇后紀に魏志を引用していますが、この年代は誤りと思われ、神功皇后が実在したとしても4世紀後半の人物と考えられています。
省みられなくなっても、この伝説は日本人の無意識に影響を与えていると思われ、これは意識化する必要があると思います。安倍晋三は「戦争ができる国」を作ろうとしました。これはアメリカの要求によるもので、仮想敵としては中国や北朝鮮が想定されていると思いますが、安倍の本音は「アメリカを敵としても戦争ができる」国造りだったと思われます。それは無意識に押し込められて表には出てきませんが、いつ出てきても不思議はないと思います。
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