これは1980年代前半の少年漫画です。イラスト好きなのに工場経営者である父親に半ば無理やり高校の機械科に進学させられた少年を主人公に、何気ない高校生活を描いた作品です。
ただ変わっているのは、主人公の悪友(実は異母兄)が星好きで、主人公に星座や宇宙の話をよく聞かせるところです。友の秘密を知った後、主人公は「何故兄貴はあんな話をしたんだろうか」と考え、次のような結論に至ります。
星座の神話には、人間の一番基本的な苦しみに触れたものが多い。それを叩き込んでおきたかったのだろう。
この時代は洗脳が巧妙になり、「大きな物語」を皆が軽蔑して「小さな物語」に閉じこもり始めた頃です。その先駆けのような取るに足らない作品ですが、私はよく読んだものでした。
お読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m
ただ変わっているのは、主人公の悪友(実は異母兄)が星好きで、主人公に星座や宇宙の話をよく聞かせるところです。友の秘密を知った後、主人公は「何故兄貴はあんな話をしたんだろうか」と考え、次のような結論に至ります。
星座の神話には、人間の一番基本的な苦しみに触れたものが多い。それを叩き込んでおきたかったのだろう。
この時代は洗脳が巧妙になり、「大きな物語」を皆が軽蔑して「小さな物語」に閉じこもり始めた頃です。その先駆けのような取るに足らない作品ですが、私はよく読んだものでした。
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