明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
年賀状など書かなくなって久しいですが、時間の始まりについて考えてみましょう。
現代科学では宇宙はビッグバンという大爆発で138億年ほど前に始まったと考えられていますが、昔の人々は素朴に神話的に考えていました。「宇宙」という言葉は時間と空間を意味し、中国の古代の書『淮南子』に出ていますが、『日本書紀』でも使われています。
『日本書紀』神代の記述は絶対年代は示されていませんが、イザナギとイザナミが国生み・神生みの最後に日神アマテラスと月神ツクヨミを生み、次いで不具の子ヒルコを生みました。ヒルコは三歳になっても脚が立たなかったので、両親はやむなく船に乗せて放流しました。この「三歳」が『日本書紀』で最初に出てくる時間の経過です。日と月の誕生で時間を計れるようになったということでしょう。
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