記紀の「神世七代」はイザナギ・イザナミが生まれるまでの過程を示しており、系図型の神話とも言われます。ウヒジニ・スヒジニは泥や砂を表し、オオトノジ・オオトノべは下半身を、オモダル・アヤカシコネは顔や声を表します。
『古事記』では国産みに続く神産みの初めに大事忍男神が生まれ、続いて家宅六神が生まれます。この神々も神世七代に似た系図型の神話になっています。
石土毘古・石巣比売は岩や土砂を表し、大戸日別は戸口を、天之吹男は屋根を表し、最後に家を表す大屋毘古が生まれます。次の風木津別之忍男神はよく分かりません。風や木の神は後で生まれているので重複しているように見えます。今後の課題です。
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