私の住む地域にはトヨタ自動車という大企業があります。私は昔、この会社がどうも嫌いでスバル車に乗っていましたが、いつの間にかスバルがトヨタの傘下に入ってしまいました。
トヨタに関しては佐高信の『トヨタの正体』という名著もありますが、日本やこの地域で独裁的な権力を持つトヨタを表立って批判することは難しい状況です。
トヨタは昔から軍隊のような体質があります。トヨタに入社することは、アメリカで言えばゼネラル・モーターズのような会社に入るというより、軍隊に入るのと同じだと評したアメリカ人もいます。
トヨタは「カイゼン(改善)」を標榜し、社員は忠実ですが、大きな目標自体を疑うことは決してしません。このような組織は、やがて大日本帝国と同じ運命を辿っても不思議ではないでしょう。
私の疑問はトヨタという会社だけでなく、自動車産業全体にもあります。全員が自動車を所有し、運転免許を持っていなければならないような社会は、本当に正常なのでしょうか。そうかと言って馬車や人力車の時代が良かったとも思えないのですが。
疑問はありますが、私は今日も自動車を運転するでしょう。
お読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m