結局、ブログは1週休んでしまいました。個人的な事情によります。自分の体調もありますが、両親が急に老いて、今までの生活を続けられなくなりました。
現代の文化は、老いを排除した若者文化です。これは著しく偏った文化だと思われます。
手塚治虫の『ブラック・ジャック』を例にとると、主人公自身の老いた姿は描かれていません。年老いたブラック・ジャックは想像出来ません。この漫画の連載が突然終わってしまったのはいろいろな理由があるのでしょうが、それが理由の一つではなかったかと思われます。
病がなくとも、老いと死は確実にやってきます。老いを中心にしなくてもよいですが、老いを含んだ文化が完全な文化だと思われます。『豊饒の海』で本多繁邦の醜い老いを描いた三島由紀夫も、綾倉聡子の老いは美しく描きました。男が美しく老いることは出来るでしょうか。
お読み頂き、ありがとうございますm(_ _)m