今の季節は冬を代表する星座であるオリオン座がよく見られます。中心の三つ星は三島由紀夫の『豊饒の海』の主人公たちや出口王仁三郎にあったという黒子を思い出させますが、今日は別の話です。
面白い現象として、この三つ星は天の赤道に位置しているため、いつも真東から上って真西に沈んでゆきます。真東から上るときは縦一文字に並び、真西に沈むときは横一文字に並ぶという特徴もあります。
「真東から上るときに縦一文字に並ぶ」という特徴は、日本神話でイザナギノミコトが黄泉の国から帰った後に日向でミソギをした時に生まれた住吉三神、上筒之男命・中筒之男命・底筒之男命を思わせ、この三神に結びつける学説もあります。あくまでも学説であり、そのような伝承はありませんが、可能性はあると思われます。
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